中国語カフェレッスンの特徴

中国語カフェレッスンの特徴

中国語を学ぶ際に思いつく方法として中国語教室に通う方法や、オンライン教室が思い浮かぶかと思いますが、最近ではカフェレッスンを活用する方も増えてきています。

カフェレッスンとは、カフェ（喫茶店）で講師とマンツーマンで中国語を学ぶレッスン方法です。時間や場所的な制限がない為、通学型よりも気軽にマンツーマンでレッスンを受けられるのが特徴です。

カフェレッスンの教室は日本中どこにでもあるカフェです。自宅や職場の近くなど、自分の行きやすい場所を選ぶことができ、講師の都合が合えば時間も融通が利きやすいのがメリットのひとつです。

料金は1時間3,000円前後～の所が多いですが、中には2,000円未満でレッスンを行ってくれる講師もいます。教室運営の管理費や教材費などのコストがかからない分、比較的リーズナブルにレッスンを受けられるので気軽に始める事が出来ます。

カフェでのレッスンですので、コーヒーなどのドリンクを飲みながらリラックスした雰囲気で授業を受けられるのが、通学型には無い特徴と言えます。

周りのお客さんも楽しく会話している環境ですので、堅苦しい雰囲気が無く、お友達とお喋りを楽しむ感覚でレッスンを進める事ができます。グループレッスンで周りの人が聞いていると思うと恥ずかしくて委縮してしまう方は、カフェでフランクな会話を楽しむスタイルの方が良いかもしれません。

マンツーマンですので自分のレベルに合わせて授業を進めてもらえるのも特徴のひとつです。また、他の生徒に気を遣う必要がなく、疑問点や不明点を気軽に質問しやすい環境でもあります。つまずいた部分は理解するまで重点的にやってもらえるので、早い上達が見込めるでしょう。

友達とのお喋り感覚でレッスンが進んでいくというのは、語学以外の話もしやすいです。レッスン内容から派生して中国の文化やトレンドの話を聞いたり、教科書には載っていないけれどもネイティブの人々が使う自然な言い回しを教わったりなど、語学だけに集中するのでなく様々なカテゴリの話と関連付けることで、記憶の定着率が上がります。

例えば、中国への旅行前のレッスンでは旅行で使える中国語やおすすめの観光スポットを教えてもらうというイレギュラーなお願いもできるのが気軽なカフェレッスンの良いところです。

カフェレッスンの良いところは会話の気軽さだけではありません。マンツーマンのレッスンですので、グループレッスンに比べ発言量が多く、早い上達が見込めます。どれだけ頭の中で理解しても、積極的にアウトプットしていかなければ難しい発声や発音は上達しないものです。また、多く発言する事で発音や表現の間違っている所を修正してもらいやすくなります。したがって、発言量の多い環境というのは上達を図るのに最適な環境と言えるでしょう。

また、グループレッスンでは解らないところは他の人に任せてうやむやにしていても授業が勝手に進んでいってくれますが、カフェでのマンツーマンレッスンでは自分が黙り込んでしまうと授業が進まなくなってしまいます。そのような状況下なので、どんどん積極的に話さなければという気持ちが生まれ、早いペースでの上達が見込めるのです。

きっとカフェレッスンでは自分自身が中国語学習を怠けて授業が止まってしまっても、講師の方がもう一度復習からやりなおしてくれるでしょう。これがカフェレッスンの良いところなのですが、それに甘えてしまうと学習効率は悪くなり、レッスン回数の割に上達していないという結果にもなり兼ねません。自分を追い込む必要はありませんが、毎回レッスンで習ったことを確実に習得し、次のレッスンでまた新しい事を覚えるためには、自宅での復習は必要不可欠です。

友達感覚で気軽に柔軟に対応ができるカフェレッスンだからこそ、講師選びはとても重要なポイントです。マンツーマンで会話をするからこそ、人として相性の悪い講師は避けたいところ。

インターネットで検索をすれば中国語の講師を紹介してくれる専門サイトやカフェレッスン専門の中国語教室がありますので、講師探しには取り立てて苦労はしないと思います。しかし中には留学生がアルバイト感覚で講師に登録しているケースもあり、講師のレベルの幅は通学型に比べて広いという懸念点があります。

授業を申し込む前にプロフィールを良く読み、ある程度の経験のある方を選ぶ事や、可能であれば数名の体験レッスンを受けてみて、相性を判断しましょう。

選択肢が多い為、良い講師を探すのは大変な労力かもしれませんが、講師との相性は中国語上達の大きな鍵となりますので、納得のいく講師を根気強く探すことをおすすめします。