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中国語の効果的な学習方法

中国語は日本語のように、ひらがなやカタカナがなく全て漢字で表記する上に、日本では使う事のない漢字もたくさんあるので、解りづらく読みにくいと思っている方が多いかもしれません。

しかし、解りづらく読みにくいけれど、中国語の文章を見ればなんとなく意味がわかるという経験はないでしょうか。

それは中国で使われる漢字のおよそ3分の1は日本でも使用されている漢字で、まったく同じ意味の漢字や単語も多く存在するからです。

もちろん読み方や発音が日本語とは違いますが、すでに小さなころから漢字に慣れ親しんでいる私たち日本人にとって、中国語を覚える事はそこまで難易度の高いものではないので、基礎を正しくマスターすれば確実に習得できるでしょう。

「ピンイン」とは中国語をアルファベット表記にしたふりがなのようなもので、発音記号となります。これを覚えれば読み方の解らない中国語も読むことができます。

ピンインは全部で400程ありますので、全て丸暗記というのは途方もない作業です。しかしローマ字読みそのままのものも多いので、ローマ字読みと異なる読み方をする約40程を覚えるだけで、ある程度読むことが出来るようになります。

次に「四声」ですが、これは中国語のイントネーションです。中国語の発音は4つのイントネーションにわけられていて、発音が違えば意味も大きく変わってきます。日本語には音階や抑揚という概念が無いので、日本人にとってこの「四声」は最初の難関と言えるでしょう。

ピンインと四声をマスターするには、たくさんの単語や文を聞きながら黙読し、発音の違いや特徴を理解し、何度も声に出して練習する事が必要です。

中国語教室に通っている方は、授業中にスマホなどを使って録音し、後からその日の自分の話し方や発音を客観的に聞き返すのもおすすめの学習方法です。

何から覚えればいいかわからない方は、挨拶で使う言葉など、簡単なものから手を付けていくのが良いでしょう。

冒頭でお話しした通り、中国語は日本語と漢字の意味が似ているものや同じものが多いので、単語の意味も多言語に比べると比較的容易に覚えられると思います。

中には「手紙」（中国語ではトイレットペーパー）のように、日本語と全く同じ漢字を使っているのに意味が異なるものもありますが、日本語との違いを探す感覚で楽しみながら覚える事ができるのも中国語のいいところです。

初心者向けのテキストは、よく使う基本的な文法を使った例文が多く掲載されているので、丸暗記する事で、「単語」「よく使うフレーズ」「文法の基礎」を一気に習得する事ができます。

ただひたすら丸暗記するのではなく、文章を単語に分解し覚える事で中国語の語彙量が増えるのと、文章の構成を見ながら丸暗記する事で文法をより深く理解できるようになります。

また、初心者向けのテキストで例文に使われているのは簡単な挨拶や日常のコミュニケーションで使えるフレーズなので、丸暗記してしまえば文法がわからずとも周りの中国人とコミュニケーションを取れるようになります。

初心者向けのテキスト選びで絶対に外してはいけないポイントは、音声テキストが付属でついている本を選ぶという事です。

音声テキストを聞きながら文章を覚える事で、正しい発音を耳に入れ、脳に記憶させることが出来ます。真似して音読練習もできるので、テキストを選ぶ際は必ず音声テキストが付属で付いているものを選びましょう。

音声を聞かずに黙読している時に、頭の中で自然と音声テキストの声で再生されるようになっていれば完璧です。

以上の事で、基礎的な部分はある程度理解できるかと思いますが、ここから更に上達を目指すなら、中国人に教えてもらうのがベストです。

周りに中国人の知り合いがいる場合はその方々と中国語で話すことにチャレンジしてみるのも一つの方法ですが、一番手っ取り早いのは中国語教室に行ってネイティブの講師に教えてもらう方法です。

中国語教室に通いグループレッスンや個人レッスンを受けたり、オンラインやカフェで気軽に受けられるものも増えていますので、まずは自分のレベルや予算に合った教室を探す為にも体験レッスンに行ってみるのが良いでしょう。

中国語指導のプロに教われば、今まで独学で身に付けた基礎に磨きをかけ、自分一人では気が付かない話し方のクセなどを指摘してもらうことが出来ます。

中国語の学習において最も重要なことは、発音を身に付け何度もアウトプットする事です。

しっかりと基礎を身に付けた後は、中国語を使う機会を意識的に増やすことが上達するための最も効果的な方法と言えるでしょう。