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使える中国語の資格を取得したいのですが、おすすめは?

使える中国語の資格を取得したいのですが、おすすめは?

 

中国語を勉強している目的として、最終的には使える資格を取りたいと考えている方もいるはずです。しかし、中国語の検定や資格試験は非常に数が多く、本当に仕事などで役立つ資格がどれなのか、少々わかりづらいです。

 

実は数ある中国語の資格試験において、押さえておくべきものはたった2つのみですので、今回はその2つの試験についてご説明します。

 

1.中国語検定試験

 

中国語検定(中検)は一般財団法人日本中国語検定協会が主催する日本国内で知名度・受験者数・受験会場のいずれにおいても最大規模を誇る、最もメジャーな中国語の資格です。

級は1級・準1級・2級・3級・4級・準4級の6段階で、試験は筆記とリスニング試験で構成されています。(1級・準1級は面接試験あり)

 

日本国内での認知度が高い為、日本での就職や転職、昇進において最も有利な資格と言えるでしょう。試験はおよそ3か月に1度あり、全国各地に試験会場がある為地方の方でもチャレンジしやすいです。日本で最もメジャーな試験ですので過去問集や参考書などが多く出版されており、試験対策の勉強がしやすいのもポイントです。

 

どの資格試験を受けるべきか迷った場合はとりあえずこれを受けておけば間違いないでしょう。

 

2.HSK

 

中国政府公認の母国語が中国語でない人向けの中国語能力試験で、世界114か国875の地域に受験会場がある世界で最も認知されている中国語の資格試験です。日本では前述の中国語検定がメジャーな為、HSKはマイナーな試験とされているのですが、世界的な知名度や有用性においては圧倒的な差があります。

 

中国の大学へ外国人が留学する際はこのHSKの一定スコアを求められたり、中国の企業や海外の企業へ就職する際も、HSKは評価対象とされます。

 

HSKは筆記試験と口頭試験が別々になっていて、筆記試験における級は1~6級の6段階で、数字が大きくなるほど難易度の高い試験内容となっています。口頭試験については初級・中級・高級の3段階に分かれていて、難易度は初級が筆記の1・2級、中級が3・4級、高級が5・6級に該当します。

 

試験は1,2か月に1度のペースで行われているのですが、日本国内における受験会場は全国主要10~20都市と、中検に比べて少なめです。

中国語を活かしてグローバルに活躍したい方や中国の大学への留学を考えている方は前述の中検よりもHSKの方がおすすめです。

 

中国語の資格試験で代表的なものは以上の2つです。住んでいる地域によっては受けられる試験が限定されるかもしれませんが、どちらを受けるかは勉強した中国語をどのように活かしていきたいかという点で判断したほうがいいでしょう。

 

 

また、中国語のプロとして仕事で使える資格を取得したいと考えている方には「全国通訳案内士」という、外国語に関する唯一の国家資格の取得を目指すのはいかがでしょうか。

この資格は日本語の通訳兼ガイドとして外国人観光客に付き添って観光等の案内をして報酬を得る事のできるものです。日本を訪れる中国人観光客は年々増加しており、2019年には約800万人を超えました。現在中国語のガイドは人手不足に陥っている現状がある事と、2020年の東京オリンピックや、2025年の大阪万博など、日本へ外国人が訪れる機会が増える事などから、通訳や観光ガイドという仕事は今後まだまだ需要が増え続ける職業の一つであるといえるでしょう。

 

 

「全国通訳案内士」の資格試験は、1次の筆記試験と2次の面接試験に分かれており、年に1度開催されています。1次の筆記試験では外国語の試験の他に日本地理・日本史・日本に関する一般常識・通訳案内士の実務に関する事の4つの項目があるので、ただ単に中国語ができるだけでは取得が難しいのです。また、中国語の全国通訳案内士は非常に難易度が高いとされていて、その合格率は約10%程度と言われています。

しかしながらHSKのスコアが6級180点以上または中国語検定試験1級の場合は外国語の筆記試験が免除となりますので、まずはこのいずれかの資格を取得する事が全国通訳案内士の試験合格の最初の関門と言えるでしょう。

 

 

今回は使える中国語の資格についてご紹介しました。最後にお話した「全国通訳案内士」はこれからの時代ますます重宝される資格と言われてはいますが、受験するところまでたどり着くのには長い道のりが必要です。まずは中国語検定試験やHSKなど自分の中国語能力を数値化してくれる資格試験にチャレンジしてみる事をおすすめします。

 

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